太陽光発電における変換効率とは?影響を及ぼす要因はコレ!
太陽光発電は、太陽光エネルギーを電気に変換するものです。しかし変換効率が悪くなると、電気に変換する能力も低下してしまいます。そのため、太陽光発電の変換効率が下がる原因を知っておくことは大切です。本記事では、太陽光発電の変換効率に影響を及ぼす要因を解説しましょう。変換効率について詳しく知りたい人は、参考にしてください。
太陽光発電における変換効率とは?
太陽光発電を検討している人は、『変換効率』という言葉を耳にしたことがあるでしょう。変換効率を表すものには、『モジュール変換効率』、『セル変換効率』があります。
変換効率とは
変換効率の意味を把握していない人もいるものです。変換効率とは、太陽光発電が太陽のエネルギーをどのくらい電気に変えられるか表しています。変換効率が高いほど、より多くの電気を作ることができるのです。変換効率には『モジュール変換効率』、『セル変換効率』があります。
モジュール変換効率とは
モジュール変換効率は、太陽光パネル1平方メートルあたりの変換効率を表すものです。太陽光パネルの発電能力を表すものとして、一般的には『モジュール変換効率』を使います。
セル変換効率とは
セル変換効率は、メーカーのカタログで目にすることが多いでしょう。太陽電池セル1枚当たりの変換率を表しています。セル変換効率は、セルをつなげた時の電気抵抗を受けません。モジュール変換効率と比べると、数値が高くなる傾向にあります。そのため、セル変換効率を表示させて性能がよいと見せる業者も存在するのです。モジュール変換効率やセル変換効率に関して、知っておいて損はないですね。
太陽光発電の変換効率に影響を与える要因
太陽光発電の変換効率とは、太陽のエネルギーをどのくらい電気に変えられるかを表しています。この変換効率はさまざまな原因で低下することがあるのです。
気温
太陽光発電は高温に弱く、気温が上がる度に発電効率が低下するといわれています。気温が25℃を超えると発電効率が下がり、1℃ごとに0.4~0.5%程度発電量が低下するようです。30℃を超えると、発電量が30%も下がってしまう場合があります。
積雪
冬は太陽光パネルに雪が積もったままだと、晴れている状態でも発電できない場合があります。雪でパネルに太陽光が届かないのが原因です。積雪が多い時には、雪の重さで破損してしまうこともあります。雪の多い地域で設置する際は、雪対策をすることで防ぐことができるでしょう。
台風や落雷などの天災
台風や落雷など、システムトラブルが原因で発電効率が下がることもあります。
・台風(強風のためパネルが飛ぶ)
・大雨(水没)
・落雷(パワーコンディショナーの故障)
天災でのシステムトラブルはさまざまな事例があります。太陽光発電には誘導雷対策が行われているものもあり、雷の場合には被害を抑えられるかもしれません。
塩
海岸から2km以内の場所は塩害地域と呼ばれます。海の塩の影響を受けやすく塩害対策がされていない場合は、パネルの劣化やパワーコンディショナーの破損、変換効率の低下を招くのです。塩害対策したものを設置することで、被害を抑えることができます。
劣化
太陽光発電の寿命は20~30年といわれていますが、劣化が起きれば変換効率は低下するようです。1年に約0.27%ずつ劣化していくといわれています。新品の時に比べると、変換効率は年々下がっていくのが現実です。
太陽光パネルの汚れ
・草木
・鳥の糞
・落ち葉
・雲の影
遮るものが太陽光パネルの上にあれば、発電効率は低下します。汚れなどによって陰になれば、電気の流れを止める発熱が起こるようです。これはホットスポットと呼ばれ、最悪の場合には火災に発展することもあります。メンテナンスや周囲の環境を整えることで防ぐことが可能です。
その他の再生可能エネルギーの変換効率との比較
太陽光発電は再生可能エネルギーの充電方法のひとつです。
・太陽光発電
・水力発電
・風力発電
・地熱発電
・バイオマス発電
再生可能エネルギーは他にもあります。一番普及しているのは太陽光発電ですが、エネルギーの変換効率は中庸です。
水力発電:80%
風力発電:25%
太陽光発電:20%
地熱発電:8%
バイオマス発電:1%
再生可能エネルギーの変換効率は、水力発電の変換効率が高い数値です。太陽光発電の変換効率は中庸で、そこまで高い訳ではありません。変換効率が高い訳でもないのに家庭や事業で取り入れられている理由は、設置のしやすさや価格が挙げられるでしょう。太陽光発電は他の再生可能エネルギーに比べると設置価格も安く、比較的容易に導入できます。
太陽光発電における変換効率とは?影響を及ぼす要因を解説致しました。太陽のエネルギーをどのくらい電気に変えることができるかを表すのが発電効率です。発電効率は気温や積雪、天災、パネルの汚れなどが原因で低下することがあります。メンテナンスをすることで防げるリスクもあるので、発電効率をよいまま保ちたい人は定期的なメンテナンスを行うとともに、自分が住む地域にあった太陽光発電やパワーコンディショナーを選びましょう。